当記事にはプロモーションが含まれる場合があります。
・拳
- 拳面が平らでない
- 親指が人差し指と中指の中節(第1関節と第2関節の間)を押さえていない
・掌
- 指が揃っている(特殊な手法を除く)
- 指がまっすぐ伸びている(特殊な手法を除く)
- 虎口が丸みを帯びていない(特殊な手法を除く)
- 掌心が引き込まれて丸みを帯びた状態でない(特殊な手法を除く)
・剣指
- 人差し指と中指が真っ直ぐに揃えられていない
- 親指が薬指と小指を押さえていない
・手法
- 肘が上がっている
- 腕が伸びきっている
- 脇の下がつまっている
・身型
- 頭・体が真っ直ぐでない
- 背が丸まり、腰を反らし、臀部が後ろに突き出ている
- 肩がすくんでいる
- 腰がねじれ、臀部が横に突き出ている
・低势前蹬踩脚平衡
- 支え脚の踵が床から離れる
- 前に蹴り出す脚の膝が曲がっている
- 前に蹴り出す脚のつま先が外を向いていない
・前举腿低势平衡
- しゃがむ過程で前に挙げた脚が曲がる、あるいは水平より低い
・后插腿低势平衡
- 支え脚の後ろに差し込んだ足が床に触れる
・跌叉
- 前脚の足首から下が内側に倒れて床に触れる
- 両脚の大腿部の間の角度が45度より小さい
・分脚/蹬脚
- 挙げた足の膝が曲がっている
- 挙げた足が水平より低い
・摆莲拍脚/单拍脚
- (摆莲拍脚)蹴り足が弧を描いていない
- 打ち鳴らす時、蹴り脚が曲がっている
- 打ち鳴らしの音が出ない
・提膝(独立)
- 挙げた脚の膝が腰の高さを超えていない
・腾空飞脚/旋风脚/腾空摆莲
- 空中で足を打ち鳴らしていない
- 打ち鳴らす脚のつま先が肩を超えない
- 打ち鳴らしの音が出ない
・腾空正踢腿
- 蹴り脚のつま先が額に触れる、あるいは蹴り越えた瞬間に下の脚が曲がる
- 蹴り脚のつま先が額に触れる、あるいは蹴り越えた瞬間に上体と下の脚の角度が135度より小さい
・弓歩
- 前脚の膝が足の甲に達していない、あるいはつま先より前に出ている
- 前脚の大腿部が水平より低い、あるいは水平から45度以上高い
- 後ろ脚の足裏の一部が明らかに床から離れる
- 後ろ脚のつま先が内側に向いていない
- 後ろ脚の膝が明らかに曲がっている
・馬歩
- 大腿部が水平より低い、あるいは水平から45度以上高い
- 膝が内側に入っている
・虚歩
- 前脚の踵が床に触れている
- 座っている脚の膝とつま先の方向が合っていない
・仆歩
- 座っている脚が完全にしゃがんでいない
- 伸ばした脚が完全に伸びていない
- 伸ばした脚のつま先が内側に向き、足裏が床に着いた状態でない
・上歩/退歩/进步/跟歩/侧行歩
- 支え脚の膝とつま先の方向が合っていない
- 足をひきずる(特殊な動作は除く)
- 移動時に重心が起伏する
- 上歩時に持ち上げる足のつま先がくるぶしより高い
・挂剑/撩剑/挂扇/撩扇
- 手首が伸びている
- 明らかに立円を描いていない
・握剑/开扇/合扇
- いずれかの指が剣の刃に触れている
- (开扇)扇骨の底部を握って扇面を完全に開けず、扇の親骨と腕が一直線でない
- (合扇)扇の2本の親骨が重なっていない
・刺扇/劈扇
- 腕と扇骨が一直線になっていない
・抛接扇
- 片手で扇骨の底部を受け止められない
・绞剑
- 剣先が明確な円を描いていない
・点扇
- 手首が明らかに上に引き上げられていない
・上体がゆれる(-0.1)
・足が移動する、跳ねる(-0.1)
・附加して支える(-0.2)
・倒れる(-0.3)
・器械や身体の一部が意図せず床に触れる(-0.1)
・器械の握りそこない(-0.1)
・器械が身体に当たる(-0.1)
・器械が変形する(-0.1)
・扇面と扇骨がはがれて離れる(-0.1)
・器械が壊れる(-0.2)
・扇の親骨または中骨が折れる(-0.2)
・扇の要(釘)が抜け落ちる(-0.2)
・器械を床に落とす(-0.3)
・刀彩、剣穂、槍纓、服飾、頭の飾りが床に落ちる(-0.1)
・刀彩、剣穂、軟器械が手(身体)に巻きつく(-0.1)
・服が破けるあるいはボタンがはずれる(-0.1)
・靴が脱げる(-0.1)
・平衡動作が種目の特性に合って素早く完成されていない(-0.1)
・持久性平衡の静止時間不足(2秒以上)(-0.1)
・ラインアウト(-0.1)
・忘却(-0.1)
良い(①〜③級)
- 規範:動作が正確で乱れがない
- 方法:技術が正しく、完成度が高い
- 勁力:力が十分で、無理のない発力
- 力点:力を入れる位置が正確
- 協調:手・眼・身・法・歩・器械が完全に連動
- リズム:強弱・緩急が明確で美しい
- 風格:種目の特徴が強く表れている
- 調和:動作と音楽が完全に一致
※この枠の中で①級=上の上、②級=上の中、③級=上の下に分かれます。
普通(④〜⑥級)
- 規範:概ね正しいが細部に乱れがある
- 方法:技術は比較的正確だが甘さがある
- 勁力:力はあるが不十分な部分もある
- 力点:概ね正しいがズレが見られる
- 協調:連動はしているが不安定な箇所がある
- リズム:比較的明確だが弱い部分がある
- 風格:ある程度出ているが薄い
- 調和:概ね一致しているが乱れがある
※この枠の中で④級=中の上、⑤級=中の中、⑥級=中の下に分かれます。
良くない(⑦〜⑨級)
- 規範:動作が規範に合っていない
- 方法:技術が不正確で乱れが多い
- 勁力:力が弱く、発力に無理がある
- 力点:力を入れる位置が不正確
- 協調:手・眼・身・法・歩・器械が連動していない
- リズム:強弱・緩急が不明確
- 風格:種目らしさが出ていない
- 調和:動作と音楽が一致していない
※この枠の中で⑦級=下の上、⑧級=下の中、⑨級=下の下に分かれます。
太極拳の競技で使用される「減点コード」を、確認できるツールを作成しました。(3/3現在 試用運転中。)
演武後に採点表を見た際、数字のコードだけではどこが減点されたのか分かりにくいことがあります。
このツールにコード番号を入力すると、該当する減点内容がすぐに表示され、演武の振り返りに役立ちます。
最近は、ご自身の演武や仲間の演武を動画で記録される方が多くなりました。
採点表の減点コードと映像を照らし合わせることで、「どの動きが正しくできていたのか」「どの部分で減点につながったのか」を、その場でより明確に把握できます。
練習の方向性を見直す際にも、きっと助けになるはずです。
是非この記事をブックマークしてご活用ください。
なお、武術競技のルールは近年改定が多く、解釈にも年代ごとの幅があります。
その中で、大会ごとに採用されるルールも異なるのは珍しくありません。
本記事で紹介している減点カテゴリーや内容は、選手が演武を振り返る際の「おおよその方向性」を示すことを目的としており、お手元の・あるいは交付済みの最新の審判ルールブックとは、減点の適用範囲、減点値、審判員の担当区分などが完全に一致しないことがあります。
当ツールは 2024年版 武術套路競技規則に基づいて作成していますが、あくまで「選手や保護者の方が減点内容を、楽しみながら大まかに確認するための参考」としてご利用ください。
大会に向けては、選手も審判員も必ず開催要項に記載された採用ルールをご確認いただき、審判法の勉強には最新のルールブックを参考にしていただきますようお願いいたします。
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