グアンジャーエさん、いつもありがとう
このたびは熊の足を一本、ありがたく頂戴いたしました。
あまりにも大きな塊が、そのままの形で箱に入っていたので、思わず二、三歩うしろに下がってしまいました。
そして予想外に白いのを見て、これが熊肉の脂なのだな、としみじみ思いました。
なんだか、現実と夢が混ざったような、衝撃と日常が混ざったような、そんな豪快な心のままの贈り物を、本当にどうもありがとう。
みんなへ
赤い血の付いた生の肉を目の当たりにして、先生はグアンジャーエさんのことが急にとても心配になりました。
そして同時に、熊のこともかわいそうだと感じました。
グンマーの若旦那は、かなり危険な猟をしてくれています。
この熊の足一本は、その命がけの猟の上に成り立つ貴重なごちそうであり、同時に、失われたかけがえのない命でもあります。
「殺して得たからには、食わねばならぬ」
そう思うので、少し悲しい気持ちもありますが、先生はしっかりといただこうと思います。
食べたい子には、今度の日曜に持っていくつもりですよ。
ただ、捌くのが間に合わなければ少し待ってもらうかもしれません。

