五歩拳演武依頼状

広報方 五歩拳御用掛 出木杉殿

平素よりお力添え、かたじけのう存じ奉る。

さて、来る折の武術指南書における五歩拳の手本演武、此度重ねて貴殿にお務め願いたく、筆を取った次第にござる。

先般の寄合にて、構えや立ち回りの次第については、すでに筋目を立ててあり、皆々の腹も決まってござる。
技の心得についても、これまでの証しをもとに十分に説き明かしており、もはや異論はござらぬと見受ける。
なお、稽古の日取りは【B刀・B剣の企て】と同じく進めておるゆえ、いくつか日繰りが変わってござるが、詳しきことは最新の稽古帳をご覧くださればよろしかろう。

立ち回りの装束はこれ、外の職人へ仕立てを頼む段取りにてござる。
もし貴殿に調整の望みあらば、早めにお申しつけくだされば助かるでござる。

演武の構えは古き教えを損なわぬよう心掛けておるものの、蛇足をそぎ落とせば、これまた不思議、わずかばかり新風も吹き込み、より冴えた形へと整えられてござる。

この件、我らが会においては、先の入門長拳前編後編指南書に次ぐ、欠くべからざる大事と心得、貴殿の身のこなしにて、五歩拳の武魂をお示しいただければ、まこと幸いに存じ奉る。

以上、よろしくお取り計らいくださいますよう、
伏してお願い申し上げる次第にござる。

並んで待機する大勢の武士

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