亀仙人

みんなは何とも思っていないようですが、それには妖怪・百目ほどの威力を感じるのです。

百目が見張っているので、先生は顔をあげることが難しくなり、上半分はあまり見えなくなりました。

シャオメイの投げた槍は一瞬先生の視界から消えます。そして異次元から降ってくるのです。
てっち兄さんの旋風脚もどんどん高度があがるので、もはや見える世界の上限に来ています。


なんの話ですかって?
こないだ話したLEDの話ですよ。

まぶしくて、目が焼かれるのです。

強い光線のイメージ



先生は夜道で街灯の下をくぐる時、背中を丸めてこそこそっと小走りになります。
向かいからビーム標準装備の自転車が来たら、ひょいっとよけて道を譲ります。
それは街灯や自転車のビームが、百目ほどの威力は無いにしても、やっぱり一つ目妖怪に等しいからです。

先生は妖怪をかわしているのであって、決して挙動不審なのではありません。

体育館では世界の半分が見えず、夜道ではうかうか目を開けていられない。
人には人の事情があるものです。

一つ目小僧の人形


LED化は便利で明るい世界を作り出したかもしれませんが、「明るくなったのに、見えない場所が増えた」という不思議な現象を伴いました。
問答無用で、いきなり目も心も背けなければならない瞬間が日常的に急襲してくるというのは、とても疲れることです。

昔の電球は暗いしすぐ切れるしで手間はかかりました。
でもあの“ほわん”とした光では、世界は今より丸く、そして深く見えた気がしますよ。

長々と話しましたが、以上のようなわけですから、ある夜突然先生が大門グラサンで体育館に登場しても、皆さんは全く気にしないようにしてください。

サングラスをかけたかわいい犬が、ビーチにいる
昭和は遠くなりにけり


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