最強の輝き

「生徒さんなら、あそこにいますよ」とか、「先生のところの子はたくましいですね」とか、
外部の方に言われると、なんとなくうれしいものです。
それは、みんなのキラキラとした輝きが、周囲の認知と愛を勝ち取っている証拠。
この見守りの中で、君たちは安全だし、迷子になることもない。
どこへやっても大丈夫だと、信じていられる。
子どもというのは、こうであってほしいものです。
ほら、今日も周りの人たちが、君たちのことを微笑ましく見つめている。
全力の君たちが好きだ
「求めるものは、探せばきっとある」
いつか話して聞かせたことがありましたね。
「何事も全力でやれ」
そう鼓舞したこともありました。
努力家で素直な君たちは、それをちゃんと実践しているのでしょう。
だから先生は、今日も少し離れたところから、静かに君たちを見守っていようと思うのです。
――自販機を見るたびに、五体投地する君たちを。

大丈夫、信じるままに生きなさい。
その本気と全力があれば怖いものなんて何もない。
君たちは自分たちでやっていける。
だから、
「あった!あったよ」と叫びながら、泥だらけでこっちに走ってくるのだけは、かんべんしてくれ。
