カンフー体操1 動作名称

長拳選手が大会で演技している写真

カンフー体操1の動作名称をご紹介します。

武術太極拳をやっていると、動作のなまえが分からなくても、動きをおぼえてしまえばほとんど不自由がないので、なんとなくそのままになってしまっている事がありませんか?

公式テキストをひらいてみても、見慣れない漢字ばかりだし、そもそもぜんぶ中国語読みしなくちゃいけないらしいし…。
よくみるとカタカナで読み方は振ってあるんだけど、細かくて目をシバシバ、そうこうするうちに、まあ動作の名前なんて知らなくていいや、なんてことになったりして。

それはとてももったいないことです。

武術太極拳をまなぶのに、動作だけおぼえて字を知らないなんて、たのしみの半分をうしなっているかもしれません。


武術をまなぶ道は、文と武をあわせてこそ、まっすぐ歩けるというものです。

今回の記事では、カンフー体操1の動作について、それぞれの名前をとりだしてみましたので、ご参考になさってください。

武術動作名称のきまり

武術動作ひとつひとつの名称は、たいてい先に足の形(歩型歩法)を示し、次に手の形(手型手法)を示すという構成になっています

下にひとつの例を挙げます。

どうですか?
一見漢字ばかりでも、分けてみれば最初に足への指示、つぎに手への指示が書いてあることがわかりますね。

知ってしまえば、とても親切でわかりやすい表記なのです。

ふくざつな套路になっても、この法則は変わりませんから、おぼえておくと新しい套路を学ぶ時や、自選套路をつくる時などにとても役立ちます。
(太極拳などで使用する伝統名称「手揮琵琶」などはちがいます)

今回の記事では、このあたりにも着目してみてください。

なお現在は、JWTFでも中国語をつかうように推奨されています。

ですから、各講習会や検定試験は、専門用語にかんしては中国語でおこなわれることになりました。

これまで中国の先生がわざわざ日本語読みに直してくださっていたり、日本の先生が思い思いの工夫された呼び方をしたりして、すこし混乱していたところがありましたから、これは良い事でしょう。

ただ、中国語なんていきなり言われても、ちょっととまどってしまいますよね。


”凑乎一下”1といった感じですが、この記事では各名称のあとに、音声を加えましたので、すこし中国語の発音にもふれてみてください。

カンフー体操1 実技

カンフー体操1・前半 動作名称

1) 併歩抱拳

2) 馬歩双劈拳

3) 左弓歩衝拳

4) 弾腿衝拳

5) 左弓歩衝拳

6) 馬歩左衝拳

7) 馬歩右衝拳

8) 馬歩左衝拳

カンフー体操1・後半 動作名称

1) 併歩抱拳

2) 馬歩双劈拳

3) 右弓歩衝拳

4) 弾腿衝拳

5) 右弓歩衝拳

6) 馬歩右衝拳

7) 馬歩左衝拳

8) 馬歩右衝拳

1) 併歩抱拳

おわりに

汗をかいて体をうごかしたり、今度は机に向かってことばを学んだり、武術太極拳はほんとうに奥が深いですね!

大変かもしれないけれど、この行ったり来たりが、文武両道の始まりかもしれません。

千里の道も一歩から。
私たちといっしょに学んでいきましょう!

※注1…凑乎一下(ツォウフ イーシィア)…ちょっと間に合わせる

                             執筆者 石川 まな (カンフーチーム 点睛会 代表)

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